本日。
桃ちゃんが息を引き取りました。
実際には、安楽死です。
ガンになって3年弱。
母は献身的に桃の世話をしてきました。
そのおかげでここまで長く生きたのだと思っています。
一度は消えたガンですが、再発したときには余命半年と言われました。
それから2年、桃ちゃんは頑張りました。
最近では本当に苦しそうで、安楽死について考えはじめていました。
でも「9月27日の桃ちゃんの15歳の誕生日まで頑張らせよう。」
そう、母を中心に家族共々思っていたのですが。。。
何のために頑張らせるのか?
安楽死は葛藤の中わたしたち家族が選んだ決断です。
桃はわたしが15歳のときに我が家にやってきました。
それまで末っ子だったわたしは「犬を飼う」と言われたとき、猛反対しました。
最後まで看取れるのか??
ペットを飼うなんて人間のエゴだ!!
と。
それから15年。
桃はわたしの人生の半分を共に生きてくれました。
最初は末っ子の座を奪われたわたしは桃に嫉妬していましたが、
3ヶ月ぐらいで我が家に来た桃を最初にお風呂に入れたのはわたしだし、
何より名付け親はわたしなのです。
15年でたくさんの思い出が出来ました。
とっておきのエピソードはないけれど、
いつもそこにいて、食べ物にどん欲で、かわいいかわいいわたしの妹。
明日からはいないんだなあ。
死んだことは仕方ないし、みんなそれぞれに納得してるから大丈夫だけど、
そこにいない、という事実を考えると寂しくて涙が出てきます。
9月16日を選んだのはすべてのタイミングだったのですが、
おかげで家族みんなが見守る中、桃を送り出すことが出来ました。
そして今日、9月16日は新月だそうで。
なんだか、本当に縁と言うのかタイミングを感じます。
火葬場で焼いてもらい、骨となった桃ちゃん。
とてもしっかりした骨で、のど仏も火葬場の人が見たことない!というぐらい立派に残っていました。
骨となった桃を見て、ひとつの区切りができたわたしであります。
家に帰って来てもう桃は居ないけれど。。。
思った以上に冷静でビックリしてしまいました。
ふとした瞬間に寂しさがこみあげるのかな。
桃、15年近く共に生きてくれてありがとう。
貴女はわたしたちの家族です。
天国で思う存分走り回ってね。
そしてわたしたちが逝くのを楽しみにしててね。
また会いましょう。
大好きです。